
真宗大谷派(東本願寺)が、すべての原子炉の停止と廃炉をもとめる脱原発のアピールをだした。本文は こちら です。
もともと積極的に社会的発言をしてきた団体だけど、率直に拍手をおくりたいです。特に今回のアピールで好感が持てるのは 主語が「私たち」であることです。
唯一、文章上、主語が明確でないのは 以下のくだりですが
原発の危険性を電力の大消費地である大都市から離れた立地地域に押しつけ、また、放射線被曝の危険に絶えずさらされている原発作業員、ことに社会的に弱い立場に置かれた下請け労働者の問題にも目をそらして来ました。
これも、前後の文脈から 主語が「私たち」であることは明らかです。
もちろん、「東電や国、原子力村の責任をあいまいにする文章だ」と ケチをつけることは簡単ででしょう。
でも、自分たちの団体が これまで原発問題にどうかかわってきたかを、率直に自己分析した、宗教者らしい 率直な声明だと思うよ。
これって、第二次世界大戦の責任問題や ハンセン病問題にも共通するね。
戦争を遂行してきた天皇制国家・軍部を非難し、隔離政策を続けてきた国や厚労省を批判することを、いささかも躊躇する必要はないけど、でも、自分自身はどうだったのか? 一方的に「騙され続け 知らされていなかった被害者でございました」だけでいいのか。
そういう 自己内対話ができる個人や組織で ありつづけたいね